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Fedora 9にMovableType 4をインストール

現時点でダウンロードした最新バージョンはMT-4.13-ja.zip。
/var/www/に直接入れるのは好きではないので、展開したMT-4.33-jaを/var/www内に入れる。
このディレクトリを参照するための設定ファイルを/etc/httpd/conf.d/mt.confとして作成する。

Alias /mt /var/www/MT-4.13-ja

Order deny,allow
Options +ExecCGI

ここで
http://localhost/mt/
とアクセスするのだが、Forbiddenのメッセージが表示された場合は、SELinuxに引っかかっている可能性があるので確かめよう。
# ls -Z /var/www/MT-4.13-ja
dwrxr-xr-x root root system_u:object_r:admin_home_t:s0 MT-4.13-ja
このような表示が出たら、以下のようにrestoreconを実行する
#restorecon -R /var/www/MT-4.13-ja
すると以下のように変化するので確認しよう。
# la -Z /var/www/MT-4.13-ja
dwrxr-xr-x root root system_u:object_r:httpd_sys_content_t:s0 MT-4.13-ja
これでForbiddenのエラーから解放され以下のページが表示される。

mt_1.jpg

『Movable Type システム・チェック (mt-check.cgi)』 をクリックし、実行環境が整っているかどうかを確認。

すると、システム情報で『Movable Typeの構成ファイルが見つかりませんでした。』という表示が出る。
これは/var/www/MT-4.13-ja内にmt-config.cgiファイルが無いことを意味しているので、
# mv /var/www/MT-4.13-ja/mt-config.cgi-original /var/www/MT-4.13-ja/mt-config.cgi
# chmod 755 /var/www/MT-4.13-ja/mt-config.cgi
そしてmt-config.cgiを編集。
(15行目:CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/)
CGIPath http://サーバ名/mt/
(21行目:StaticWebPath http://www.example.com/mt-static)
StaticWebPath http://サーバ名/mt/mt-static

として、mt-check.cgiのページを再読み込みするとよい。

必須モジュールは全てインストール済みで、データストレージモジュールはDBD::mysqlのみ使用できるようになっている。
他のデータベースを使用する場合は、それぞれ必要なモジュールをインストールする必要がある。

PostgreSQLならDBD::Pg
# yum install perl-DBD-Pg

SQLiteならDBD::SQLite
# yum install perl-DBD-SQLite

SQLite(v2)ならDBD::SQLite2
# yum install perl-DBD-SQLite2

オプションモジュールは以下のようになっている。◯はインストール済、×のものは必要に応じてインストールすると良い。
インストールされていないものについてはインストール用のコマンドを記載しておく。

Crypt::DSA (×)
# yum install perl-Crypt-DSA

XML::SAX (◯)

Archive::Zip (×)
# yum install perl-Archive-Zip

Storable (◯)

SOAP::Lite (Version >= 0.5) (◯)

List::Util (◯)

HTML::Entities (◯)

Archive::Tar (×)
# yum install perl-Archive-tar

Safe (◯)

IO::Uncompress::Gunzip (◯)

Digest::SHA1 (×)

IO::Compress::GZip (◯)

Image::Magick (◯)

XML::Atom (×)
# yum install perl-XML-Parser

LWP::UserAgent (◯)

Mail::Sendmail (×)
# yum install perl-Mail-Sendmail

MIME::BASE64 (◯)

File::Temp (◯)

mt-check.cgiのページで『ログイン』をクリックすると、mt.cgiへ行く。
ここで
Got an error: CGIPathの設定が不正です。
などのエラーが表示された場合は、mt-config.cgiが正しく編集されていないことになる。


今日のところはひとまずここまで。続きは後ほど...。

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2008年7月15日 23:48に投稿されたエントリーのページです。

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